2017年11月29日水曜日

姿勢が悪い人の話

最近はスマートフォンの使いすぎによる首の故障があるそうです。
確かに、一時期程ではないけれど、街中ではスマートフォンを見続ける人が多くありますね。

ちょっと前のニュースネタでは、幼児のスマートフォン利用なんて話もありました。子供に刺激的な画面を見せておけば静かにしています。静電容量式のタッチパネルだから、適当に素手でタッチしても反応しますから、子供向けと言えるのでしょう。


話を戻して首への障害の話です。
長時間、スマートフォンを眺めると姿勢が固まります。目は多少動くものの、首や肩、背中などは固定して集中する訳です。もちろん、息も詰めて集中してゲームなどをやっている。

そうやって固定を続けるのは、体には大きな負担になります。
特に重たい頭を乗せている首や背中には負荷がかかり、一部の筋肉は長時間緊張して疲れるでしょう。

疲れるだけなら問題ありません。その内回復してきます。
しかし、頻繁にそれを繰り返すと疲労が溜まります。そして、体の不調が出てくるのです。首や背中には神経系が多数ありますから、痛みや疲労感も強いのでしょう。
神経の圧迫、血流の低下、筋肉の疲労、関節などへの高負荷などが思い浮かびます。
また、それらへのダメージにより、他の器官等にも影響が及びます。


人間の体は頭が重たい。そして、2本足で直立するという変な体位です。
重たいものが一番上、それを1本の背骨で支え、その下には骨盤と足が2本。
上手く支えるには微妙なバランスが必要になります。
もし頭を傾けて崩れた状態を維持するなら、筋力が必要なのは元より、あちこちに弊害が出てきます。

頭が右に傾けば、倒れないように肩が左側に傾けられます。当然、背中や首も曲がるし、骨盤も同様。足も左右で位置調整して持ちこたえる必要があります。

たとえば猫背などを長期間続けると、それが基本姿勢になってしまいます。
肉体的には辛いはずでも、その形で維持する方に帰結して、疲労や不具合を引っ張る結果になるのです。

背中が曲がっているので無理をして、何時も背筋が痛い。また、腰痛にも繋がります。
連動するように胸が閉じますし、左右の肩も巻き込み形状に成りやすいでしょう。
すると、呼吸が浅くなったりもします。


とある整体では、この現象に対応するために頭と首の位置関係を微調整する手法が取られています。調整は微妙な感じなのですが、僅かにバランスが崩れるというか、正常化するだけで体調も大きく変わります。

私も何度か施術を受けたことがあります。
状況により何も変化を感じないこともあるものの、明確に肩や首への負担が減ったと自覚できることもありました。


冒頭の首の話ではありませんが、街中で時々姿勢の悪い人を見かけます。
およそ若い人が多く、変に首を曲げていたり、左右に傾いたまま体勢を維持している。そんな様子を見ていると、若いうちは問題なくても、その内に体中から不具合が発信されるのだろうなと心配にもなります。

気づいた時には遅いかどうか分かりませんが、そこから直してゆくのは主に習慣的な部分が大変な重荷になるだろうと思います。


私自身も人の心配している場合ではなく、少しでも改善したいと考えています。






0 件のコメント:

コメントを投稿