2017年3月25日土曜日

カメラは売れないらしい

2月にヨコハマでカメラ関連のイベントがありました。
その時にも目にしたのですが、どうやらカメラ業界は下落しているようです。


素人でも分かるとおり、今時コンパクト・デジカメは売れません。
そう、皆さんケイタイやスマートフォンで満足しているから。態々カメラを買うとか、趣味にする場合は、もっと高性能なものを求めます。

その点は前から同じで、数年前から繰り返されている話題。今更、別に珍しくもありませんし、業界的にも危機感とか対策もあるのでしょう。


さらに、上のグレードも売れなくなってきている様です。
詳しくは分かりませんが、レンズ交換式も段々と先細りみたいです。

ソモソモ、カメラというのは爺の趣味です。
シャッター押すだけで簡単、高い機材の自慢話、機材を眺めていれば満足。そんな感じでしょうね。
高いものは数十万しますし、超望遠などは3桁を超えます。とてもとても、貧乏人には買えません。昨今の若者は見向きもしないでしょう。


それらの受け皿になっていた爺さんは死んだのか?
それとも、先が短くなってきて趣味を捨てたのでしょうか。
若しくは、目が覚めて無駄な事はやめたのかな。機材自慢なんて意味もありませんし、精神的に問題があることを示すだけです。


目先を変えると、今時カメラの注目ジャンルはアクションカムです。アクションカメラとは呼ばないでしょう。そっちは何か違う意味合いに取れそうです。

最もメジャーなのはGO Pro という海外の小型カメラ。堅牢で防水などの性能を持ち、激しいスポーツ等で活躍しています。YouTube などで色々なアクション系の動画を見ることができます。それらを見て、何故カメラなのに日本製で無いのかと素朴な疑問を持っていました。

カメラはお家芸などとも言われています。それが正しいかどうかは分かりませんが、少なくとも世界的に見て大きなメーカーが複数国内にあります。
そんな環境下ですけど、何故にアクションカムがないのか。

その後、後追いで色々と出てきてはいます。
しかし、どれもパッとしないようです。そもそもの需要が少ないニッチな商品です。手を出さなかった理由の1つなのでしょうか。
そして、一定の盛り上がりを受けて、後から追いかけてみたのでしょう。

後追いの製品群は芳しくありません。
店頭では見かけるものの、売れているとは思えない。買う人はアウトドアなどで活用の機会がある人に限られますし、どう考えても本来は若い人向け。
残念なことに、国内だとそれは絶望的でしょう。


私は面白半分でコダック(ブランドだけ生きている)の、SP360 を持っています。面白いとは思うし、宴会などで使ったこともあります。でも、スポーツ的な趣味はありませんから、アクションカムとしては使っていない。
それに、普通に撮影するシーンなどでは使いようもありません。自ずと、出番は少ないマニア向けカメラとして手元にあります。


話は冒頭の件にもどります。
先日、ニコンがリストラという話が出ていました。また、どうやらリコーもそんな雲行きらしいです。何れも、詳細は確認していないので、間違いありましたらご容赦。

ニコンでも後追いでアクションカムを出してきました。ちょっと興味を持ったのですけど、ネットで調べると評判は良くないです。
遊びで1つ買ってみようかと思いつつも、躊躇するレベルに思えました。

一方、リコーはセタでしたか、シータ?という名前のカメラが出ています。
それと、旧ペンタックスの一眼もありますね。ニコンより分が良い気がします。

ニコン辺りは大手なので、プロ機などには影響も少ないでしょう。
しかし、そもそもフラグシップのD5とかは、いくら高価とはいえ儲かりません。やっぱり、数を裁ける中級以下がしっかりしないと厳しいでしょうね。

私はまだD800を使っています。
買い換える必要も無いし、貢献できそうもないかな。





2017年3月18日土曜日

こうかなわがし

柄にも無い代物ですね。









某所で売られていたものです。
画像は全体像ではなく、一部を切り出したもの。形は長円形の一般的な饅頭という感じです。中は餡、外はもち米の薄い皮。

おいしくいただきました。




2017年3月11日土曜日

3月11日なので記憶を書くというか。

2011年の3月11日に大きな地震がありました。
今日は6年目ということですから、丸6年経過しています。

当時、私は自宅におりまして被害に遭いました。と言っても、東北で津波を受けた訳ではありません。それでも、案外大変な事態だったのです。


室内に居たので、揺れてびっくりしつつ動かずに様子を見ました。
その後、収まってきて急ぎ水を汲みます。水道が止まる可能性を考えて、飲み水等の確保です。
風呂は水が入っていたので、そのまま放置。確認に行った時に酷く波打っていたのを覚えています。

それが終わって、外の様子を見ると案外平穏でした。
しかし、しばらくすると状況が変わります。あちこちから水が噴出して、道路などが冠水。てっきり水道管が破裂したのだろうと思っておりました。
でもこれは、水ではなくて液状化の汚泥だったのです。

大きな交差点が水没し、小さなところでもかなりの水。というか泥も。
それに、水道管などあるはずのない場所でも、所々水が吹いていた。考えれば分かりそうなものでした。


その後、もう少し時間が経って色々なニュース等を見ました。
すると大きな津波や原発の話もみえてきました。

電車は止まって、一部の道路も大渋滞。
当日の夜は遠距離を歩く人の波が発生とは、まさか予測もしませんでした。


家族の者は、当日帰宅できず。翌日、遠回りのルートで帰ってきました。私は途中まで迎えに出て、初めて外の酷い有様を目にしたのでした。
それまで家を出なかったのは、良かったのか分かりません。カメラマンとしては、出回って記録を撮るべきだったと今は思ったりもします。しかし、当時は何があるか分からないから現状待機と思って動きませんでした。

迎えにいった関係の話を書きます。
少し遠方の駅から徒歩で戻ってきて、某歩道橋が壊れていました。橋自体は大丈夫でも、取り付きの部分が陥落して普通では通行不能です。危険なので立ち入り禁止の表示もあったのですが、通れないと困る人も多く簡易的な足場が置かれていました。

また、道路や歩道は砂や泥の海です。歩きにくく、ソモソモ歩道というよりは海辺みたいな風景が広がっていました。


もう少し時間が経過して、色々な情報を見ました。
津波で消えた町などはもちろん、身近な場所の被害も。
傾いた戸建ての家、陥没した歩道、沈み込んだビル。マンホールが飛び出したり、地面に走った大きな亀裂などもあります。


仕事の関係でも冷たい目をみました。
被災しているため、自宅には住めませんからホテルに退避。一応、被災者なのですが、何も勘案されず。最終的な避難費用は30万ほどと大損害です。
もちろん、金云々言う心算はありませんけど、のほほんと暮らす人たちは馬鹿丸出しであることを感じます。


視線を全体に移すと問題は原発です。
あれは、昔からトイレの無いマンションと呼ばれています。今回、まったくその通りだと実感する事になりました。うんこが漏れて臭いが取れません。捨てる場所もなく、保管もどうしようもない。それが原発という代物です。

汚染地域は何もなかった事にするために、除染したという建前で開放されてゆきます。でも、そこには立ち入るべきではありません。閉鎖しておくべきです。


放射性物質の半減期は万年です。封じ込めて、それらを維持するのは馬鹿な人間には不可能。



話が暗い方に寄ってしまいました。
基本は悪い出来事だったのは間違いありませんから、致し方ないですね。
でも、そんな中、頑張ってくれた人たちも沢山います。
下向いて考えるのは止めましょう。