2025年3月22日土曜日

DIC川村記念美術館の末路

DIC というのは会社の名前です。

業界的にはディックと呼びますが、それを知らない人々も沢山いる様子。

元々の社名は、大日本インクなんとかだったかな?

 

この会社は仕事絡みで知っていました。

カラーチャートもありますね。インク屋さんだから。


美術館の建物(一部)



そして、表題の美術館も持っています。

個人的に興味もあり、株も持っていたことがあります。

理由は配当が高いこと、カレンダー(株主優待)の品質が高いこと、美術館の入場券(株主優待)が貰えることなどが挙げられます。

当然ながら、美術館には何度か足を運びました。

場所的に千葉県佐倉市というところで、田舎で静かな場所です。

そんなに混雑しないから、ゆったりも出来る。

敷地は広くて散策してもよいし、一応手狭ながらレストランもあります。


庭園の一部


そんな美術館ですが、閉館が決まってしまいました。

老朽化とか不採算という話ではなく、株主の投資ファンドからの圧力が原因。

当然反対する人もいたのでしょうが、結果的に閉鎖になりました。

厳密には佐倉の美術館を閉鎖して、都内に美術館を置くようです。

 

一連の話を見ていると、美術館の収蔵品の一部は創業者の私物らしい。

それを会社費用で保管・管理するのはおかしいとの指摘もある。

美術館の運営費用や時価総額などの意義なども問われたのでしょう。

 

個人的には残念なことでしたが、営利団体としての会社なら当たり前でもあります。

社会貢献的なコストや意義、それらをどう判断するかは難しいところ。

第三者が自分の利益だけで適当に非難するのは違うと思います。


なお、そんな騒動が見え始めたため株は処分しました。

もう手を出すことは無いでしょう。




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