その昔、良い子がおりました。
たぶん口数少なく、言われたことは従順に従う感じ。
いじめるというよりも、いじめられる方が多い。
中学に進み、勉強すればよいと考えて頑張る。
それなりの成績を得て、周り特に先生などからは評価される様子。
高校受験関係のテストでは、多くの問題に正解出来た。
高校進学後は、やる気をなくして勉強はせず。
かと言って、中の良い友達やその手の気さくな連中を失ったことで一人寂しく。
大人に近づけば、こんなものだろう。
成績は入学当初クラス1位でも、卒業近くなれば後ろから近いところに落ちたはず。
大学への目標も弱く、浪人しても勉強せず。
何となく受かった大学へ進学しても、勉強が出来た子の姿はない。
ただ、大学全体のレベルが低く中学程度のハイスペックで十分であった。その点は恵まれていたとも言えよう。
その後就職するが、所詮は学生の目線での会社選びのため退職。
色々と合わないこと多く、自分には向かないと考えたのだろう。
それから、別の会社へ転職し一定期間働く。
ただ、その会社でも現場レベルの粗さは不快で、長くは続かない気がしたこともある。
辞めるほどの判断もなく仕事を続けて、体を壊す。
その後、会社が傾いて退職して暫く遊ぶ。
恐らく楽しかっただろう。これが最後でもないが、そうかもしれない。
時代は冬であり、就職はままならない。
その点に気が付いても打つ手はない。普通人は世間知らずなのだろう。
会社斡旋の支援機関はただ金を取るだけの無駄と、その後理解するに至る。
社会はこんなものである。
とある会社のアルバイトを始めるが、長く続ける気はなく時間も絞る心算だった。
しかし、実際には社員並みのベタ時間で業務を押し付けられ、更にはある程度予見していたパワハラで体を再度壊すことになる。そんな暗い未来。
キチガイからの離脱のため退職を決意するが、遺留する人もあった。
結果的に会社には残り、別の仕事に手を付けることになったようである。
あれから長い時間が経過して、体調優れずに仕事を去った。
在職中に投資を始める。深く考えず、銀行扱いのファンドなどだろう。
そこから手を広げて株取引へ入り、金融商品含めた多少の知識を得る。
銀行のそれは罠だと気が付いたようである。
投資は続けられたが、何故か初年度の利益が追い越せない様子。ビギナーズ何とかか。
その後、時代は投資と言われるようになり、昨今は新ニーサだとか色々と聞こえてくる。
さっさと経験しておいて良かったと安堵出来る瞬間である。
これらの経験や人生的な諸々は普通だろうか。
それとも、負け組だろうか。
時代が悪ければ、就職ままならず貧困で終わっただろう。そうでなかっただけでも、運が良いと言えるかもしれない。
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