しばらくぶりに眼鏡を作り、それから半年くらい経過しました。
そのメガネは手元用の単焦点だったので、今度は累積深度にしてみました。
一般的なのは遠近両用です。
現在最も使っているのが、遠近両用のため新調するのも良いでしょう。
されど、手元作業には向いていません。
手元用メガネはと言えば、本やスマートフォン向けには良いけれどPCモニターにはキツイのが実態です。
そこで、中近の累積深度をセレクトしました。
ただし、 大きな懸念事項があります。それは、過去に作った中近などの眼鏡がいずれも失敗だったことです。
該当するのは2本あり、いずれもフレーム込みで普通に作ったため高価でした。都合20万位の出費。
結果は、良く見えない使いずらいということになりました。
中近はシビアです。
レンズの縦方向中心線付近しかピントが来ません。
また、その位置も微妙。失敗した2本は中心より左側のスポットだけにピントが来ました。そして、酷い歪なども出ていた。
たまたまかも知れませんが、いずれもニコンのレンズだったのです。
前置きが長くなりました。
今回の中近は昨今主流?の安いお店で作ってみました。
コストは2万程ですから、ある程度駄目でも諦めが付きます。そんな割り切りです。
今現在、新しい中近の眼鏡を使っています。
率直に言えばPC向けにはちょっと厳しいような気がします。
歪は微小で、強いスポットはありません。
その分、全体にボヤっとした風情の仕上がりです。見えすぎるのは良くないですから、弱めのセッティングとして正解なのでしょう。
それから、私特有の遠距離配置からの解像度不足もありそうです。
手元は悪く無い見え味。少し離れると駄目なのは仕様?
諸々考え、使ってみた結論としては妥当かなと思います。
遠近のような楽さはありませんし、狭い見える領域というのも普通と言えるでしょう。
眼鏡の限界なのかな。
私は目が悪くなりましたが、きっちり見える状態を欲しています。
それは難しい要求で、全視野を違和感なくピントも合わせることや、歪まないことなどを満たすのは困難でしょう。特に、高解像度でキッチリピントを合わせるのは、拡大して解像度を確保しないと駄目かと思います。
その後、レンズを作りなおして貰いました。
この手の作り直しは、どこの眼鏡屋でも謡ってはいます。しかし、あまり意味がないと思って今までは避けてきたのです。
今回はテスト的な意味合いもあるので、思い切って作り直しをしてみました。
元々安価な眼鏡のため、多少抵抗感もありますが。
検眼し、見え方の報告などをして作り直したレンズは概ね問題ありません。
モニターの見え方は、相当に良くなりました。気になるのは矯正が強すぎて、見えがシャープ過ぎるという事でしょうか。
直す前の見え方は文字が滲む感じだったので、矯正を強くしてあります。
また、モニターとの距離が少し遠いのも問題だったらしい。
PCモニターと説明しても、お店の人はノートPC程度のイメージで捉えている気がします。確かに、そっちの方がありそうな話ですね。
遠目のPCモニターは、遠近と中近の狭間にあるらしいです。
遠近だと近距離部分はおまけと言われているので、主力としては使いにくい。
中近なら良さそうですが、今度は守備範囲が案外狭いらしい。
私の認識としては2~3mの辺りまでと認識していましたが、どうやら間違いみたいです。
あくまでもざっくり見えるだけで、文字などを見るには遠すぎると。
そんな訳で、作り直しは成功致しました。
以外だったのは、レンズが無償なだけでなく、付帯していたコーティングも含めて無償交換してくれたことです。そっちは、別料金だと思っておりました。
そんなこんなで、安い系眼鏡2本目。
何も問題ありませんし、むしろ普通の眼鏡屋が高すぎると分かった次第。
もっとも、お値段的にフレーム(見た目を主張する重要部分)は安いのになりますけどね。
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